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<<   作成日時 : 2008/01/04 01:03   >>

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友達ん家の生後7ヵ月のタルトくん、歓迎ありがとう!




本日の台詞(アルベール・カミュ作「カリギュラ」より)

エリコン「そしてわかったんだあんたたちは卑しい顔をしていて、匂いも貧相な匂いだってことがな。苦しんだことも、危険を冒したことも一度としてない人間に特有の、うすっぺらな匂いだ。おれは高貴な衣装の襞を見た。だが心はすり切れ、顔は欲深く、手は逃げを打つ手だ。あんたたちが、裁判官だと?美徳の小売店を経営しているあんたたちは、若い娘が恋を夢見るように、安全を夢みているが、にもかかわらず恐怖のうちに死ぬ、一生の間、嘘ばかりついていたとも知らずにな、そんなあんたたちが、数えきれないほど苦しんだ人を、毎日、千の新しい傷口から血を流している人を、おこがましくも裁こうとはな。やるなら、まずおれをやってからにしろ、肝に銘じておけ!奴隷をさげすめばいい、ケレア!この奴隷はな、あんたの美徳より上にいる、というのはな、こいつはあの哀れなご主人を今も愛することができるからだ、あんたたちの立派な嘘や不実な口から守ってさしあげるからだ。」

ケレア「なあ、エリコン。ことばに溺れていないか。正直な話、おまえは昔のほうが趣味が良かった。」

エリコン「残念なこった。あんたたちと付き合いすぎたんだな。長く夫婦をやってると、耳に生える毛の数までおなじになるっていうじゃないか。だが心配すんな、おれは自分を取り戻す。自分を取り戻すんだ。いいか…見ろ、この顔が見えるか?よし。よく見ておけ。これであんたは、敵の顔を見た。」

4幕6場(セゾニア撰)

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